遼、上り調子に水差す中止に複雑「試合勘難しくなる」

2011年12月03日12時20分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 藤田　寛之 -10
2 谷口　徹 -10
3 石川　遼 -7
4 松村　道央 -6
5 宮里　優作 -5
6 平塚　哲二 -4
7 小林　正則 -3
J・B・パク -3
9 河井　博大 -2
小田　孔明 -2


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最後の18ホールにかける意気込みを語った石川遼（撮影：岩井康博）









＜ゴルフ日本シリーズJTカップ　3日目◇3日◇東京よみうりカントリークラブ(7,016ヤード・パー70)＞

　「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の3日目は悪天候によるコースコンディション不良のため中止となった。首位タイでこの日を迎えた石川遼は、中止のアナウンスを受け会見。「色んな状況を想定して準備はしていました。中止というのも想定は出来ていました。これが全員に与えられた条件なので全力を尽くしたいですね」とコメントした。

今年の1打速報も明日が最後、お見逃しなく！

　それでも、「昨日のラウンド後の練習でまた良くなったので今日は楽しみでした。1日空くことで試合勘が難しくなる。細心の注意とアツい気持ちが必要になると思います」と上り調子に水を差す中止に心境は複雑。「明日は晴れてグリーンも止まるし、7アンダーくらい出せる選手は揃っている。首位タイというアドバンテージはそんなに大きくない。差は多少あってもブレンダンが勝ったとき(07年大会)みたいなパターンもあると思う」と転がり込んだ最終日最終組にも気を引き締めた。

　この日キャンセルとなったことで、明日が石川の今シーズン国内ツアー最後の18ホールとなる。今季初優勝、メジャータイトルがかかる大事な一日となるが、初日から貫いてきた石川の気持ちにブレはない。「練習ラウンド、プロアマから最後の3、4ホールのためにやっている。とにかく最後のために積み重ねいていこうという気持ちは変わらない。焦らないでやりたいですね」。苦しい中でも上だけを見るのではなく、しっかり自分のゴルフと向き合ってきたここまでの36ホール。優勝へのアツい思いはバックナインまで封印して、冷静に、平常心で明日改めてティグラウンドに立つ。